稔はヒロカの顔がぼやけてくるのをただ、覚悟を決めた様に見つめていた。 そしてヒロカも稔の最後を見届けると自分の首にナイフの刃を射れた。 ヒロカの首から噴射した血は、まるで稔とヒロカを包むかの様に流れ出ていた。 そう。 ヒロカは稔の元カノであった。 稔が友子と出会い、ヒロカは振られたのだ。 ある日、友子のブログを偶然見つけ、頭に血が上り犯行に至ったのであろう。 ヒロカが最後を迎える時に呟いた。 「み…のる…大切…な物は…一緒に最後…を…迎えるの…」