恋に堕ちたら【完】



先輩の青色のハチマキをしたから、元気100倍!と思ったものの、



私の参加した玉入れは4位に終わり、体育祭の特典に何ひとつ貢献ができなかった。



そんな中始まったのは、借り物競争。



「さあ、次は借り物競争です!ドキドキのお題もありますので、何か起こればいいですねー!」



放送部の人がつとめる実況がグランドに響く。



「よーい!ドン!」




「小牧くんの番じゃん!」

「小牧くん頑張れー!」

「小牧走れー!」



いつのまにか前に座っていたはずの小牧くんの姿がグランドにあった。


そっか小牧くん借り物競争と、リレーに出るんだっけ。



…足早いなぁ。



「学年一位の頭脳の持ち主が、お題の紙を取りました!」




1番最初にお題の紙へ辿り着いた。


さすがすぎる。




紙を開くなり、キョロキョロと周りを見渡す。


「誰か探しているようですね!どんなお題だったのでしょうか?」