恋に堕ちたら【完】




「ところで先輩、今日の私何か気づきませんか?」


顔をうんと見せて、目をぱちぱちと開けたり閉じたりしてみる。


気づいてくれー!


「いつも以上にうるさい」




「な、違いますよ!」




たしかにちょっと、テンションは上がってるのは事実だけど。


でもこの雲ひとつない空に、輝かしい先輩を見れるなんて、しかも走ってる姿を見れるなんて、テンション上がるでしょ!






「…知らね」





「実は!先輩に可愛いって言われたくて、ちょっとおめかししましたっ」


ポニーテールをゆらゆらと揺らして見せるけど、あまり興味がないご様子。



「…あ、そ」


男の人はポニーテールが好きって聞いたからこの髪型にしたのに…



「先輩、ハチマキのジンクスって知ってますか?」




「知らない。」