足も痛いし、充電はないし、どうしたらいいかわからない。
今頃2人とも心配してるかなぁ。
もう花火始まっちゃう。
はぁ、ほんとついてない。
「おい。」
人混みの中突然現れたのは、
「凌先輩っ、どうして…」
さっき別れたはずの、大好きな人の姿。
心なしか余裕がなさそう。
「お前の友達が探してたぞ」
「…先輩も探してくれたんですか?」
「たまたま見つけただけだ。」
その割には、やけに汗だくで、いつもより乱れている先輩の姿に泣きそうになる。
そんなバレバレの嘘をつくなんて。
「携帯の充電切れちゃって、連絡出来なかったんです。」
「ったく、」
呆れた様子の先輩に申し訳ない気持ちが募る。
「迷惑ばかりかけてすみません。2人ともどこにいるか知ってますか?」
今からでも、にいなとりらちゃんと合流しよう。



