恋に堕ちたら【完】




夏休みに入って二週間。


毎日会いたくてしょうがなかった、先輩が目の前にいるだけで、幸せ。



「俺は最高の気分。」




「なっ、先輩酷いじゃないですか!」



んー、こちらも相変わらず手強い。


そんな言い方しなくてもいいのに!



「本当のことだろ。」



ニヤッと意地悪に笑う先輩に今日も胸がドキドキする。



やっぱり好きだ。



「茉莉ちゃん、そろそろ行くよ!」



「うん!じゃあ失礼します。」



周りにいる先輩たちにも軽く会釈だけしてその場を離れる。



…凌先輩、浴衣のことひとつも触れてくれなかったなあ。


まあ、褒めてもらえるとも思ってないけど。