恋に堕ちたら【完】



凌先輩不足ですでに瀕死状態の私は吸い込まれるように走っていく。


下駄の鼻緒が痛いけど、そんなこと気にしてられない!!




「凌先輩、こんばんは!お久しぶりですね!今日もかっこいいです!」


先輩の私服姿!!


黒のスキニーに、白のTシャツ。


かっこいい!鼻血が出そうっ。


「…おう。」




「お!みんな浴衣着てるんだね!可愛い〜」


コーラ片手に、豊田先輩が私たちのことを見る。


相変わらずお調子者だなぁ。




「…豊田先輩、それセクハラですよ」



にいなの冷めた声。




「にいなちゃん厳しいー」





「凌先輩、夏休みで会えなくて寂しいです。」


そんなやりとりを横目に、私は凌先輩に声をかける。