恋に堕ちたら【完】





「うんうん。だいぶ解けるようになってきたね。」


放課後の図書室。

西陽が差し込む中、隣に座る小牧くんが微笑む。



「うん!それもこれも小牧くんのおかげです。」



小牧くんの教え方は本当に上手で、全部を関連させて教えてくれるから理解しやすい。


学年一位の勉強の仕方は本当にすごい。



「っ、岡崎さんの理解力がいいんだよ。」



テスト開始まであと3日。


一ヶ月前とは比べ物にならないくらい、問題が解けるようになってきた。




「小牧くんの教え方が上手だからだよ!本当にありがとう。自分の勉強もあるのに。」



小牧くんはいつも隣で、もっと難しそうな勉強をしている。



「ううん。この調子なら、5教科90点以上も夢じゃないよ。」