天宮が鈴宮の唇にキスを重ねる。

鈴宮「ミケ君....好き」
天宮「もっともっと聞かせて」

天宮がまた鈴宮の唇を奪う。

天宮「今日の僕は
白虎にしか見せないから」

息が上がるほど、キスを繰り返す2人。
まるでなにかが足りてないように。

天宮「どうしたの?ほら、もっと
僕にエネルギーちょうだい」

鈴宮は体から力が抜けていく感覚の中、
「ミケ..君、大好き♡ これからもずっと」
と天宮が好きなことを表情で伝えた。

天宮は鈴宮にすかさずキスを激しく
繰り返す。
天宮も鈴宮と同じく、鼓動を荒げてく。

鈴宮「ミケ....これからもずっと好きでいて
離さないで....私のこと」

天宮が「うん」と言ってはキスする。

芹奈「えっ⁉︎」

鈴宮の耳に飛び込んだ芹奈の声が
一気に甘い夢を覚ます。

鈴宮が焦り出す。
予期していた気まずい瞬間。

鈴宮「なんで、芹奈がここにいるの?」

芹奈「鈴宮さんが、天宮君への手紙は
自分で渡した方がいいって言ったから
天宮君の足音つけてきたんだけど」

芹奈の声が震えていく。
芹奈「鈴宮さん、天宮君と付き合ってたの。」

鈴宮「ごめん、言わなきゃって思ってた。
私、天宮君と5月から」

芹奈「もういい。友達だと思ってたのに」

芹奈が足早に去っていく。

鈴宮「ご、ごめんね、傷つけるつもり
じゃなくて」

鈴宮は立ち上がって芹奈を追いかけようと
する。