天宮と鈴宮が屋上に着くと、誰も居らず、
晴れ渡る青空が広がっていた。

誰も来ないから......と、天宮と鈴宮は、
目立つところに腰をかけた。

天宮「暑い」
鈴宮「うん、すごくあったかいね」

鈴宮「ねぇ、急に屋上に呼び出して
どうしたの⁇」

天宮は真っ直ぐ鈴宮を見つめながら
「エネルギー切れ。どうしても鈴宮と
キスしたくて誘った。ダメかな?」
と困った表情で鈴宮に訴えかけた。

鈴宮「ダメじゃない。けど、恥ずかしくて
死んじゃう」
天宮「いいじゃん、可愛い鈴宮を
僕のレンズにいっぱい映させてよ。
今日だけ、僕の耳に 鈴宮の好きって
言葉、いっぱい残して。鈴宮を忘れられないようにして」

鈴宮「 な、な、な、な、」
鈴宮が天宮の言葉にびっくりしていると
天宮が鈴宮の唇をキスで塞ぐ。

鈴宮「ん、ミケ君、好き」
天宮「僕も白虎が好きだよ。」

天宮は鈴宮の口の中に自らの舌を
差し込み、大人なキスをしてきた。

鈴宮「はぁはぁ、ミケ君」
天宮が唇を離すと、キスで体温を
燃え上がらせた鈴宮が天宮を見つめる。

天宮「ほら、言葉止まってる。
白虎の好きをもっと聞かせてよ」