7月21日 水曜日
担任「明日から夏休みに入るが、
くれぐれも未成年らしくない行動は
とるなよ。それから規則正しい生活を
心がけるように!では、号令」

学級委員が号令をかけた。
学級委員「 起立、礼。ありがとうございました。着席」

チャイムと共に担任が教室を去っていくと
生徒の帰る準備で騒がしくなる教室。
帰る準備を早々に終えた天宮が
スクールバックを持って、鈴宮の席の前に
現れた。

鈴宮の頭の中は、芹奈にきちんと
天宮君と付き合ってることを伝えなきゃ
という焦りでいっぱいだった。

天宮「鈴宮?」
 
天宮の声にびくつきながら
「天宮 君 お疲れ様。」と切り返した。

 天宮は辺りをキョロキョロしながら
話しかけだした。

天宮「あのさ、これから屋上で
鈴宮と話したいんだけど、来てくれる?」

鈴宮「うん、いいよ。今日は特に
用事ないからね。」

天宮「じゃあさ、早くバック持って
屋上行こうよ♬」

鈴宮はいつもと少し様子の変わった天宮を
なんだか変だなぁと思いながら見つめながら天宮と教室を出た。