7月14日 水曜日
この日は、いつも通り、1人で
精神科に行く日で、教室で
バタバタ帰る準備をしてた鈴宮
そんな鈴宮に珍しく芹奈が話しかけてきた。

芹奈「あのっ、鈴宮さん!」
鈴宮は話しかけてきた芹奈に驚きながら話す。
鈴宮「えっと、誰だっけ?」
芹奈「同じクラスの前島芹奈だよ。」
慣れない芹奈の顔を見て緊張する鈴宮に
追い討ちをかけるように
「ねぇ、鈴宮さんってこのクラスに
好きな人いる?」と芹奈が話しかけてきた。

鈴宮は一瞬ドキッとした鼓動を感じつつ
目線を逸らしながら
「えっと、えっと、ぁ、天宮君だよ。」と
伝えた。

芹奈の目が思いっきりまんまるに開き
「キャー、好きな人、私と一緒じゃん。
鈴宮さんって天宮君と仲、良いよね!
羨ましくて」と返した。

鈴宮は苦笑いしながら
「そんなことないよ。普通だよ。
ところで、それがどうかしたの?」と
聞き返した。