天宮「 ふれあいアニマル館かぁ。
面白そうだけど別料金だよなぁ?」

鈴宮「あっ、そうだね。ダメェ?」

天宮は鈴宮の困った表情に
財布を見ながら「ダメじゃないよ」と
伝えた。

鈴宮のことになると、お財布が緩む、緩む。
天宮(惚れた弱みだなぁ。)

鈴宮はふれあいアニマル館に入れる嬉しさで夢中に辺りを探索している。

鈴宮「あ、天宮君、券売機見つけたよ」
天宮は駆け寄って券売機を見つめ
「じゃあ、一緒に触れ合う動物、選ぼうか」と鈴宮に声をかけた。

鈴宮「うん!」

天宮と鈴宮は、何の動物の赤ちゃんを
触らしてもらえるのか、券売機を
凝視した。

鈴宮「全部、動物の赤ちゃんなんだ。
チーター、ホワイトタイガー、ライオン、
ヒョウ」

天宮「鈴宮はどれがいい?」

鈴宮「えっ、いいよ、いいよ、天宮君
決めてっ」

天宮「 鈴宮が決めなくていいの?」

鈴宮は満面の笑みを浮かべ
「天宮君が連れてきてくれたからいいのっ」と伝えた。

天宮は券売機にお金を入れて
「よし!じゃあチーターの赤ちゃんにする!」とチーターの赤ちゃんのボタンを
押した。

天宮は券を手にすると「チーターの赤ちゃん、ヤンチャっぽいんだろうなぁ。」と
笑った。