天宮と鈴宮は晴れ渡る空の下、胸を弾ませ
ながら動物園を歩きまわっていく。

天宮「最初に登場する動物はライオンだって」
天宮と鈴宮は窓からライオンを見ている。
ちょうどご飯の時間なのか、立派な体格を
した雌ライオンと雄ライオンが、
お肉の取り合いをしていた。

天宮「すげー!動物園でも肉の取り合いするんだ!」
鈴宮「きっとすごくお腹を空かせてるんだね」

鈴宮「そろそろ、次の動物部屋、行こー」
天宮と鈴宮は、次の動物部屋に向かって
歩き出した。

鈴宮「天宮君、次の動物ってなぁに?」

天宮はマップを見ながら、
「次は虎部屋だって」と鈴宮に伝えた。

鈴宮「ホワイトタイガーいるかな?
早く見たいなぁ。」

天宮「 ほら、虎部屋に着いた。
鈴宮、あそこ見て!」

鈴宮は天宮に言われた通りに
目の前を見た。

透明な窓から2頭のホワイトタイガーの親子がこちらをじーっと見つめていた。