天宮と鈴宮はくまなくタペストリー風に飾られている写真を見ていく。

天宮は、先に胸に忍ばせておいた投票用紙に一度、45番と書き込んだ。

天宮「鈴宮、何番にしたの?」

鈴宮はにっこり笑って、「5番にしたよ」と
天宮に伝えた。

天宮は鈴宮が投票用紙に書き込んだ写真を
夢中で見つけ出し、「僕もやっぱり5番に
する」と、慌てて5番に書き直した。

鈴宮「天宮君は天宮君の気に入った写真に
投票すればいいのに笑笑」

天宮「だって、誰が優勝するか、わからないなら鈴宮と一緒に応援した方がいいじゃん!」

鈴宮は「天宮君、子供っぽい」と言って
笑った。

天宮と鈴宮は投票用紙を折って、投票口に
入れた。

天宮と鈴宮はショップへと繋がっている
出口に向かって歩いていく。

天宮「 鈴宮、お土産屋さん、寄ってくか?」

鈴宮「いいの? うんっ、行く行くっ」