天宮はボーッとしてる鈴宮に微笑み返した。
天宮「鈴宮、どーしたの。
真っ直ぐ僕だけ見つめて」
鈴宮「べ、別になんでもないもん」
天宮は可愛げない答え方の鈴宮を見て
さらに「可愛い♡」と言って茶化す。

鈴宮はちょっといじけたように
ほのぼのショットの中からまた一枚、
お気に入りの写真を見つけ出す。

鈴宮「飼い猫のお誕生日会だって、
可愛い」
写真には優しく微笑んでいる飼い主の男性と猫ケーキを頬張る猫が映っている。

天宮「今は猫もケーキを食べれるなんて
いい時代だね。」

天宮と鈴宮は猫の展示物を順番に
見てまわっていく。

鈴宮は、猫の映像が流れてるテレビを
発見し、早足で駆け寄り、「あ、ジュルジュルのCMだ」「天宮君、一緒に観よう!」
と言って天宮を誘った。

テレビから流れるCMの猫達はみな、
おいしそうな顔をして、ジュルジュルと
いうおやつを頬張っていた。

天宮「僕の飼い猫もジュルジュル
大好きだったんだよなー」

鈴宮はすぐ隣にある催事店舗の
ジュルジュルショップを見つめ
「私、おばあちゃん家の飼い猫達に
ジュルジュル、お土産に買っていこうかな」と言った。

天宮「おっ、それ、いいじゃん♬」

鈴宮はジュルジュルショップで、
ジュルジュルの詰め合わせパックを
二つ購入した。

鈴宮「お待たせー」