天宮と鈴宮の目の前には、
可愛い猫のイラストがプリントされた
カーテンが広がっていた。
天宮と鈴宮は、カーテンをくぐり、
猫展の中へと進んで行った。

猫展の中は、飼い猫の写真が各項目別に
展示され、動画放送など、
ワクワクさせる内容の盛りだくさんな造りになっていた。

天宮と鈴宮はゆっくり歩み進むと
1番最初の展示物のタイトルを向かい合って読み上げた。

天宮・鈴宮
「飼い主とほのぼのショットだって!!」

天宮と鈴宮はたくさん飾られた写真の
タペストリーを丁寧に見ていく。

鈴宮はある写真を発見すると、
指差して「あっ🤭この写真、可愛い♡」と天宮に伝えた。

鈴宮が指差した写真は、
飼い主と飼い猫が
ベッドでだらしない姿で
添い寝している写真だった。

天宮はちょっと頭を掻きながら
「僕も鈴宮と寝てみたいな//」と
こぼした。

鈴宮はその天宮の一言に
心をドキドキさせた。

鈴宮(天宮君が言ってた、寝てみたいは
ただ、一緒に添い寝することじゃない。)