マスター「鈴ちゃんの席はこちらね。
至急、ご指名のキャストを呼んで参りますのでここで待っていてね。」

鈴宮はホッとした様子で
去り行くマスターに
「はい、案内ありがとうございました。」と伝えた。

鈴宮は、昭和レトロ感漂う
ノスタルジックな雰囲気の店内を
見回し、癒されていた。

鈴宮の入店から15分後、
お手紙倶楽部の制服に身を包んだ
天宮が鈴宮の前に現れた。

天宮「お嬢さま、
　　　お待たせいたしました。
　　　ご指名いただきまして
　　　ありがとうございます♪
　　　本日お嬢さまの担当を
　　　させていただく天宮です。
　　　よろしくお願いいたします。」
　　
天宮は、メニュー表を鈴宮に手渡し、
「お飲み物は、何になさいますか？」
と注文を伺う。

鈴宮はどれも可愛いデザインの
ドリンクメニューに数分悩む様子を
見せながら、「ホワイトショコララテ
ホットで一つお願いします」と
注文した。

天宮はカウンターの棚に積んである
伝票板を取り、ホワイトショコララテH1と書き込んで、裏方キャストと
呼ばれるキャストの一人に注文を
伝えた。