マスターは行列の枠から外れている
鈴宮を見つけるなり、鈴宮に近づき、
「お嬢さんも、お手紙倶楽部に入店予定かい?」と話しかけた。

鈴宮「あっ、はい」

マスターは、お手紙倶楽部の券売機の
ある方向を指差し、「じゃあ。あちらの券売機でチケット買って、行列に
並んでちょうだいね。」と鈴宮を
案内した。

マスター「ここじゃよ。この券売機に
お金を入れると、今日出勤されている
キャストのランプがつくから、お好みのキャストを選んでちょうだいな。」

鈴宮「はい、わかりました。
ご親切にどうもありがとうございます。」

鈴宮は券売機にお金を入れると、
迷うことなく、天宮のボタンを
押し、指名券を購入した。
そして、引き締まった心持ちで
行列の中に並んだ。