天宮「じゃあさ、鈴宮は
猫派?犬派?」

鈴宮「迷うけど猫派」
天宮「僕も猫派!一緒だね♪」

鈴宮は照れ隠しにモゾモゾしながら
「おばあちゃん家が猫飼ってるから
よく遊ばせてもらってるんだ」
と告げた。

天宮「僕は昔の家で猫飼ってたよ
昔の家は15年いたから」

鈴宮「今の家って借家なの?」
天宮「うん、借家だよ。ついでに
ペット禁止ね」
鈴宮「私の家も飼えないよ」

天宮「鈴宮の家ってどこなの?」
鈴宮「メープルハウス205号室」
天宮「うっそ、僕もそこに
住んでる。僕はメープルハウスの
105号室」

天宮「いつ、引っ越してきたの?」
鈴宮「2020年11月」
天宮「僕は2020年12月。
なんだ、鈴宮、先輩住民だったんだ」
鈴宮「って言っても1ヶ月だけだけど」
天宮「それでも先輩は先輩だよ!
いやー笑、めでたい」

鈴宮が不思議な表情をして
首を傾げた。

天宮は鈴宮を見つめる。

鈴宮「何⁉︎じっと見て⁉︎」
天宮「家が近いから、これからは
一緒に帰れるね」

鈴宮が顔を俯かせながら、
「そだね//」とこぼした。