「しないと言っているだろう」
手近にあるクッションをまた投げようとする奈帆の手を青葉はつかんだ。
「離しなさいよ!」
「クッションは投げるものじゃない、危ないから離さない」
「わっ…!?」
青葉に手をひかれたかと思ったら、彼の方へと引き寄せられた。
そのまま抱きしめられたので、
「何すんのよ!?
離しなさいよ、この変態!」
奈帆は青葉の胸をたたいて離すように要求した。
「気に入ったものは離したくない主義なんだ」
「気持ち悪い…。
よくそんな気持ち悪いセリフがはっきりと言えたわね…。
私だったら恥ずかしくて言えないし、言えたとしてもゲロを吐くね」
「何とでも言えばいい」
自分を抱きしめているその腕は弱くなるどころか強くなった。
手近にあるクッションをまた投げようとする奈帆の手を青葉はつかんだ。
「離しなさいよ!」
「クッションは投げるものじゃない、危ないから離さない」
「わっ…!?」
青葉に手をひかれたかと思ったら、彼の方へと引き寄せられた。
そのまま抱きしめられたので、
「何すんのよ!?
離しなさいよ、この変態!」
奈帆は青葉の胸をたたいて離すように要求した。
「気に入ったものは離したくない主義なんだ」
「気持ち悪い…。
よくそんな気持ち悪いセリフがはっきりと言えたわね…。
私だったら恥ずかしくて言えないし、言えたとしてもゲロを吐くね」
「何とでも言えばいい」
自分を抱きしめているその腕は弱くなるどころか強くなった。



