「ーー待って、嬉し過ぎてどんな顔をすればいいのかわからない…」
青葉はそう言って両手で顔を隠そうとしたが、
「私の前なんだから隠すことなんてないでしょう」
と、奈帆は言った。
「そうか…」
青葉は隠そうとした両手を下ろした。
「奈帆」
青葉は名前を呼んだかと思ったら、奈帆の左手を手に取った。
「あの頃から僕は本当に奈帆のことが好きだった。
いろいろあったけれど、本当に君と結ばれたんだと思ったら嬉しいよ」
「…さっきから“嬉しい”ばっかりなんだけど」
奈帆が呆れたように返事をしたら、
「本当に嬉しいんだから」
と、青葉は言い返した。
青葉の嬉しそうなその顔に奈帆は言い返せなくなったのと同時に、これから先は自分がどう頑張っても彼から逃げることができないんだろうなと思った。
☆★END☆★
青葉はそう言って両手で顔を隠そうとしたが、
「私の前なんだから隠すことなんてないでしょう」
と、奈帆は言った。
「そうか…」
青葉は隠そうとした両手を下ろした。
「奈帆」
青葉は名前を呼んだかと思ったら、奈帆の左手を手に取った。
「あの頃から僕は本当に奈帆のことが好きだった。
いろいろあったけれど、本当に君と結ばれたんだと思ったら嬉しいよ」
「…さっきから“嬉しい”ばっかりなんだけど」
奈帆が呆れたように返事をしたら、
「本当に嬉しいんだから」
と、青葉は言い返した。
青葉の嬉しそうなその顔に奈帆は言い返せなくなったのと同時に、これから先は自分がどう頑張っても彼から逃げることができないんだろうなと思った。
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