私は忘れない君とであった春を…。
「あなたの命は持って1年です」
私は余命宣言を受けた。絶望だった。去年の冬、突然心臓の痛みを覚え、病院に行った。様々な検査を受け、病気がわかった。もう、手術できないほどに、病状は悪化していた。そんな時に言われた絶望の言葉、私はその時から自暴自棄になった。ずっと入院生活にすることになったから、勉強も諦めた、恋も、青春も全部。生きることに対して、何も望まなくなった。どうせ、死ぬんだから。毎日、そんなことばかり考えていた。桜の花があっという間に散るように、私の精神状態はあっという間にボロボロになった。とうとう、早く死にたいまで思うようになっていた。桜の花びらと一緒に散っていなくなりたいと…