「いーよいーよ。晩御飯、作ってもらっちゃったし。こっちこそありがとう」

「とんでもないです!明日からもよろしくお願いします」

「うん、また明日。おやすみ」

「おやすみなさい」

夜の八時。

家が隣なのに、圭一さんに送ってもらい、まだ慣れない家にもどってくる。

「いい人でよかったな……」

私は帰り際にもらった圭一さんの連絡先を見つめながら、眠りについた。