先輩のアプローチがすごい。





3人は部屋も一緒だし、日常生活でもずっと一緒にいる。


さすが3つ子…ってこと?





「卯月待たせてるの忘れてた。お姉ちゃんも準備できたんだからみっくん待たせてないで早くいかないと!」



そう言ったのは恵菜。

みっくん……?



「え!あれってみっくんだったの!?」



そう言った和泉。





「お姉ちゃんだって、早く教えてくれたらよかったのに」



「2人とも皐先輩のこと知ってるの…?」



「うん!昔、卯月も合わせて5人で遊んだよね」

「だって、和泉の初恋はみっくんだったもんね」

「まあ、お姉ちゃんのことが好きだからって5歳の時にフラれたんだけど」




そこまで細かいことを説明されても全く思い出せない。




「お姉ちゃん……もしかして私がフラれたの覚えてない感じ?っていうかみっくんのこと覚えてないの?」


「実は……」