「どーも。きれいな家だね」 「そんなことないよ。じゃあ中に入ろうか」 レイの家はすごくきれいで高いマンションだった。 「おじゃましまーす」 こうやって彼女も入るのかな。 あたし、彼女になれないのかな? …って何考えてんの!! こんな感情は一切必要ないんだから。 「適当に座ってね」 するとレイは紅茶を出してくれた。 「ありがと」 レイの本棚を見た。