店内がざわざわしてる。
バーテン君が、皆さんご迷惑おかけしました。
もう大丈夫ですのでおくつろぎ下さいと話している。
「はー、興ざめだよ。早瀬さん、君の好みはこういう人?だとしたら、僕とは縁がないかもね」
「はい、そうです。こういう人が好きなの。日高さん、今日はごちそうさまでした。来週からまたお仕事よろしくお願いします」
日高さんに頭を下げた。
「……そう。わかった。来週からいつも通り頼むね、じゃあ」
そう言うと、日高さんは支払いをして帰ろうとした。
「日高さん。お支払いは私がします。大人げないまねをして申し訳なかった。玲奈は大切にしますのでよろしくお願いします」
宗吾さんが日高さんに頭を下げた。



