すると、後ろから声が聞こえてきた。 「先輩、お疲れ様です。こんな時間まで研究なんて熱心ですね。僕なんて、最近徹夜ばっかりで風邪気味で頭痛くて」 そういいながら彼は自分の頭をおさえた。 「大丈夫か?俺今風邪薬あるけど、飲むか?」 そう言うと、持っていた瓶から1錠、薬を取り出した。 「ありがとうございます!」 そういいながら彼は薬を飲んだ。 そして、藤本はニヤリと口を釣り上げて呟いた。 「これで、実験できるぞ」 「先輩、何か言いました?」 「いや、何も言ってないよ」