殺人薬


—— 一体、この事件でどのくらいの涙を流したのだろうか。
数えられないほどの涙を流したきがする。

泣き崩れる花を徹は抱きしめた。

いつの間にか雨は止み、ずっと隠れていた満月が顔を出し、いつまでも2人を照らしていた。

それはまるで2人を見守るように。