殺人薬



「2人とも、僕と、僕の兄さんのせいでごめん。なんて言っていいか」

「なに、徹は悪くないんだ。それに兄さんを攻めないでやってくれ。

たしかに、あんな薬を開発して悪い事をしようとした。

けど、そもそもあの人にだって虐められた過去はある訳だし、あの人の周りの環境も悪かったと思うんだ。

悪いのはあの人を虐めた周りのヤツらでもあるんだ。だから、あまり兄さんを悪く言わないであげてくれ」

徹はひたすら謝りながら泣いていた。

裕斗は小さい子をあやす様に小さな頭を撫でた。