殺人薬



「今度は…俺か。俺も…感染してるんだよな」

ふと、裕斗がそんな事を言った。

花が絶望したように言う。

「そんな……私、耐えられない。なにか、治す方法があれば…」

すると裕斗が首を横に振る。

「いや、仮にあったとしても当事者は死んでる訳だし、それにないと思うよ」

「そんなの、わからないじゃない」

「いいや、わかる」

そんな2人の会話を聞いて徹は拳を固く握った。