兄はさっきとは一変して泣きながら膝をつき立っている徹の足に抱きついた。
徹は泣きながら怒鳴った。
「そんなこと!?何がそんなことだ!僕にとって人生を変えてくれた大切な友達を勝手な勘違いで殺しといてよく言うよ!
兄さんは…いや、もう兄さんとも呼びたくない!
お前は僕から全て奪ったんだ!どうしてくれるんだよ!!」
見たこともない顔で徹は怒鳴った。
兄は泣き崩れていた。
そして独り言でブツブツと捨てないでくれ、嫌わないでくれと繰り返していた。
その時だった。拓也が目を覚ましたのだ。
「く、くるし…い」
花と裕斗と徹はハッと拓也の方を見た。
