夜中、ある1人の男が懐中電灯で手元を照らしながら作業をしていた。 電気は無く、バリバリに割れた窓から差し込む月明かりが頼りだった。 しかし、その日は雨が降っていて雲が月を覆い、光を遮断していた。 なので男は懐中電灯を照らすしか無かったのだ。 男は作業を終えると、人目のつかなさそうな古びた本棚の本と本の間に隠すように薬の入った瓶を隠した。 男はニヤリと笑みを浮かべた。 そして、男は傘をさしてその場から逃げるように去っていった。