「うん、なんか寝られなくて。涼くんは勉強?」
涼くんは眼鏡をかけていた。普段はしないが集中したい時にかけるのを知っている。
本人は似合わないと言うも、わたしはそうは思わない。
「眼鏡、似合ってるよ」
「は? うるせー。誰かさんの勉強をみてやらないといけないからな。同級生の家庭教師って、なかなかないだろ?」
「お父さんはあぁ言ったけれど無理しなくていい。わたしもきちんと自習する」
雑な手付きで襟足を掻く、涼くん。
「おじさんだけじゃなく母さんにも言われてるんだよ。母さん、お前の面倒みろってうるさくて仕方ない。俺だってサッカーやりたい」
「うん、わたしもサッカー頑張って欲しいな」
「ちなみに母さんに言っても無駄だぞ。あの人、お前を泣かせたらサッカーやらせないまで脅してくるんだぜ?」
「それは強硬策だね」
「だろ?」
涼くんの口からも高橋さんの件は出てきそうもない。
ただ、親に言われた事を真面目に果たそうとする性格なのに、高橋さんの怪我を気に病まないはずがない。
両親に落ち着くまで黙っておいて欲しいと口止めされたかもしれないが、涼くんにはわたしに相談したところで解決しないと思われているんだろう。
涼くんは眼鏡をかけていた。普段はしないが集中したい時にかけるのを知っている。
本人は似合わないと言うも、わたしはそうは思わない。
「眼鏡、似合ってるよ」
「は? うるせー。誰かさんの勉強をみてやらないといけないからな。同級生の家庭教師って、なかなかないだろ?」
「お父さんはあぁ言ったけれど無理しなくていい。わたしもきちんと自習する」
雑な手付きで襟足を掻く、涼くん。
「おじさんだけじゃなく母さんにも言われてるんだよ。母さん、お前の面倒みろってうるさくて仕方ない。俺だってサッカーやりたい」
「うん、わたしもサッカー頑張って欲しいな」
「ちなみに母さんに言っても無駄だぞ。あの人、お前を泣かせたらサッカーやらせないまで脅してくるんだぜ?」
「それは強硬策だね」
「だろ?」
涼くんの口からも高橋さんの件は出てきそうもない。
ただ、親に言われた事を真面目に果たそうとする性格なのに、高橋さんの怪我を気に病まないはずがない。
両親に落ち着くまで黙っておいて欲しいと口止めされたかもしれないが、涼くんにはわたしに相談したところで解決しないと思われているんだろう。

