「美雪さんはまだ退院出来なそうですか?」
鬼になる薬を飲み倒れた美雪さんは命に別状は無かったものの、入院している。
「夏休み前には退院するでしょう。美雪はあなたに謝りたがってました」
「謝るなんて、わたしの方が……美雪さんを追い込んでしまって」
「だとしても当主にそそのかされ、あなたを沖縄に行かせた美雪が悪い。まぁ、あんな薬を作った私が一番悪いのですがね。申し訳ありませんでした」
柊先生はこの話題になると真剣な謝罪を繰り返す。
「あ、あの、もうこの話は何度も謝って貰いましたから! 顔を上げてください!」
「無論、薬を飲んで苦しむ美雪を放って置けなかった僕も悪い事をしてしまったと反省しているよ」
続けて四鬼さんまで謝り始める。
当主の策略にはまり、沖縄へ駆け付けられなかったのを2人はとても悔いてくれた。
「わたしが今ここに居られるのは2人が色々配慮してくれたからです! もしも美雪さんをそのままにして沖縄に来られたら、わたしは自分を許せなかったと思います! 結果論と言われてしまうだろうけど、これで良かった!」
「その最善策をとって僕は君を失ったけどね」
わたしの言葉が何も失っていないと響いたらしく、四鬼さんが眉を顰める。
「四鬼さん……」
「美雪の介抱をすると自分で決めたんだ。後悔はしてないし、桜子ちゃんの選択を尊重するよ」
「ごめんなさい」
ついにわたしも詫びて、場の空気に気まずさが漂う。
学園の王子様、その王子様に突如現れた妹、イケメンカウンセラーが集まり、何やら語り合っているとなれば周囲の好奇心を煽る。
しかも今日は葉月学園の生徒もいて注目度も増す。
「桜子!」
更にここにきて彼ーー涼くんが割り込んできた。
鬼になる薬を飲み倒れた美雪さんは命に別状は無かったものの、入院している。
「夏休み前には退院するでしょう。美雪はあなたに謝りたがってました」
「謝るなんて、わたしの方が……美雪さんを追い込んでしまって」
「だとしても当主にそそのかされ、あなたを沖縄に行かせた美雪が悪い。まぁ、あんな薬を作った私が一番悪いのですがね。申し訳ありませんでした」
柊先生はこの話題になると真剣な謝罪を繰り返す。
「あ、あの、もうこの話は何度も謝って貰いましたから! 顔を上げてください!」
「無論、薬を飲んで苦しむ美雪を放って置けなかった僕も悪い事をしてしまったと反省しているよ」
続けて四鬼さんまで謝り始める。
当主の策略にはまり、沖縄へ駆け付けられなかったのを2人はとても悔いてくれた。
「わたしが今ここに居られるのは2人が色々配慮してくれたからです! もしも美雪さんをそのままにして沖縄に来られたら、わたしは自分を許せなかったと思います! 結果論と言われてしまうだろうけど、これで良かった!」
「その最善策をとって僕は君を失ったけどね」
わたしの言葉が何も失っていないと響いたらしく、四鬼さんが眉を顰める。
「四鬼さん……」
「美雪の介抱をすると自分で決めたんだ。後悔はしてないし、桜子ちゃんの選択を尊重するよ」
「ごめんなさい」
ついにわたしも詫びて、場の空気に気まずさが漂う。
学園の王子様、その王子様に突如現れた妹、イケメンカウンセラーが集まり、何やら語り合っているとなれば周囲の好奇心を煽る。
しかも今日は葉月学園の生徒もいて注目度も増す。
「桜子!」
更にここにきて彼ーー涼くんが割り込んできた。

