「嫌いになった?」
不安気に繰り返され、わたしは首を横に振る。
「なってません。調べた結果、合格というか、クレープを一緒に食べてもいいって判断してくれたんですよね?」
「合格どころか、桜子ちゃんをお嫁にしたいという結論に至ったね。たとえ四鬼家に反対されようと、僕は桜子ちゃんの側に居られる行動を取るだろう。ま、反対なんてされないから大丈夫」
「またまた」
「本当なのに」
わたしの手を引いて肩を抱く。それから鍔の広い帽子、いわゆる女優帽を被せてきた。
ヘアメイクとも調和したこの帽子は最初から用意してあったのかもしれない。
「可愛い顔が見えにくいデメリットはあるけど、いちいち覗き込むのもいいなって。あと桜子ちゃんも周りの視線を気にしないで楽しめるでしょ?」
言った側から息が触れる距離で覗かれ、頬を熱くしてしまう。
四鬼さんも着替え、シンプルな装い。しかし圧倒的なビジュアルで色気が増し、四鬼さんと判別可能である。
「じゃ、行こう」
そして店を出るなり、四鬼さんは注目を集めた。
「うーん! 今日はいい天気。デート日和だね、桜子ちゃん」
「四鬼さん、手を……」
「駄目、離さない。こうしたくて制服デートを諦めたんだ。でも制服デートもしようね。
あぁ、桜子ちゃん、本当に可愛い! 似合ってるよ」
「褒め過ぎですよ」
不安気に繰り返され、わたしは首を横に振る。
「なってません。調べた結果、合格というか、クレープを一緒に食べてもいいって判断してくれたんですよね?」
「合格どころか、桜子ちゃんをお嫁にしたいという結論に至ったね。たとえ四鬼家に反対されようと、僕は桜子ちゃんの側に居られる行動を取るだろう。ま、反対なんてされないから大丈夫」
「またまた」
「本当なのに」
わたしの手を引いて肩を抱く。それから鍔の広い帽子、いわゆる女優帽を被せてきた。
ヘアメイクとも調和したこの帽子は最初から用意してあったのかもしれない。
「可愛い顔が見えにくいデメリットはあるけど、いちいち覗き込むのもいいなって。あと桜子ちゃんも周りの視線を気にしないで楽しめるでしょ?」
言った側から息が触れる距離で覗かれ、頬を熱くしてしまう。
四鬼さんも着替え、シンプルな装い。しかし圧倒的なビジュアルで色気が増し、四鬼さんと判別可能である。
「じゃ、行こう」
そして店を出るなり、四鬼さんは注目を集めた。
「うーん! 今日はいい天気。デート日和だね、桜子ちゃん」
「四鬼さん、手を……」
「駄目、離さない。こうしたくて制服デートを諦めたんだ。でも制服デートもしようね。
あぁ、桜子ちゃん、本当に可愛い! 似合ってるよ」
「褒め過ぎですよ」

