死神のマリアージュ

「かいとっ!」

・・・あれ?
何これ。一体どうなってるの?
なんで今、私は「ベッドにいる」の?「ダイニング」じゃなくて。
まるで私は「今、目が覚めた」みたいじゃないの。
ということは、さっき見たアレは全部、「夢」だったってこと・・・?
にしてはすごくリアルだった。
父さんがいたこととか、銀兄ちゃんが言ってたこととか。
界人との会話だってそう。
「らしくない」っていう違和感はちょっとあったけど、リアル感満載だった。
背景や場所も鮮明なカラーだったし、うち(神谷家)のダイニングやキッチンは、そのままその通りだったし。
何より「缶詰の白桃を食べてる」っていう「状況設定」だって本当の本物だと・・・。

界人。

途端に私はベッドから飛ぶように降りると、自室のドアを開けて、ダイニングのほうへ駆け出した。