「まぁそうかもしれませんね。だから無理強いはしませんので、頼雅は殺気立って私を睨むことをやめてください」
「子を護る親の本能ってやつだ。それに俺は元からこういう目つきなんだよ」
「職業柄に加えて霊力の高さ。目つきが鋭くなるのも仕方ない、か」
「悪いな。わざわざ来てもらったのに」
「いいんです。気持ちはよく分かりますから。これで雅希ちゃんの話を聞いて私が思っていたことは、大体確信に変わりました」