私の場合、綿貫さんのときは即ウワサになったのに。
まあそれは、ニセ・ウソ・ガセネタだったうえに、すぐ消えたけど。
でもあのウワサが広まったときくらいから、界人と私は「比較的堂々とつき合ってる」のに、私たちの関係は全然ウワサにならないどころか、界人と私はいまだに告白されてるのが現状って・・・なんでだろ。
改めて考えてみると不思議だよね・・。
私はマグカップに入っていたコーヒーを、一気に飲み干した。
もしかして私、銀兄ちゃんが言ってた「意図」が間違ってる?
それとも「認識」のほう?
いや、どっちも間違ってるのかな・・・。
私がどっち?どっちも?と考え込んでたとき、玄関のドアが開いた音と「ただいまー」という声が聞こえたので、出迎えるために私は玄関へ向かった。
「おかえり父さ・・・」
「おう。雅希いたのか」
・・・なんで。
「雅希。ただいま~」
「“ただいま~”ってなんだよおまえは」
「えっ、違った?じゃあなんて言えば・・」
「“お邪魔します”だろーが。今はまだ」
「あぁそっか!」
なんで界人が私の家の玄関に立ってるの。
まあそれは、ニセ・ウソ・ガセネタだったうえに、すぐ消えたけど。
でもあのウワサが広まったときくらいから、界人と私は「比較的堂々とつき合ってる」のに、私たちの関係は全然ウワサにならないどころか、界人と私はいまだに告白されてるのが現状って・・・なんでだろ。
改めて考えてみると不思議だよね・・。
私はマグカップに入っていたコーヒーを、一気に飲み干した。
もしかして私、銀兄ちゃんが言ってた「意図」が間違ってる?
それとも「認識」のほう?
いや、どっちも間違ってるのかな・・・。
私がどっち?どっちも?と考え込んでたとき、玄関のドアが開いた音と「ただいまー」という声が聞こえたので、出迎えるために私は玄関へ向かった。
「おかえり父さ・・・」
「おう。雅希いたのか」
・・・なんで。
「雅希。ただいま~」
「“ただいま~”ってなんだよおまえは」
「えっ、違った?じゃあなんて言えば・・」
「“お邪魔します”だろーが。今はまだ」
「あぁそっか!」
なんで界人が私の家の玄関に立ってるの。