「おはよー、滉太」
「ふわぁ~……おはよ」
また徹ゲーしてたな、こいつ。
いつも通りの、覇気の欠片もない眠たげなあいさつが、大きなあくびとともに返ってくる。
だけど、今日はいつもとはちょっとちがう朝……のはずなんだけど。
…………あれっ?
「なにやってんだよ。置いてくぞ」
1メートルくらい歩いたところで、滉太が立ち止まったままのわたしの方を振り向いた。
「ああ、うん……ごめん」
パタパタと小走りで滉太の隣に並ぶと、ふたりそろって再び歩きだす。
おーい、なにか忘れてませんかー?
今日は3月14日。
いわゆるホワイトデーなんですがー?
「ふわぁ~……おはよ」
また徹ゲーしてたな、こいつ。
いつも通りの、覇気の欠片もない眠たげなあいさつが、大きなあくびとともに返ってくる。
だけど、今日はいつもとはちょっとちがう朝……のはずなんだけど。
…………あれっ?
「なにやってんだよ。置いてくぞ」
1メートルくらい歩いたところで、滉太が立ち止まったままのわたしの方を振り向いた。
「ああ、うん……ごめん」
パタパタと小走りで滉太の隣に並ぶと、ふたりそろって再び歩きだす。
おーい、なにか忘れてませんかー?
今日は3月14日。
いわゆるホワイトデーなんですがー?