〇陽翔の部屋
コンコン
梨沙 「陽くん、朝だよ」
陽翔 「う……ん」
梨沙は陽翔の布団をはがす
陽翔 「さむーい!梨沙」
梨沙 「だから服を着なさいって言ってるじゃない」
寒がりの陽翔の部屋は夜からエアコンは付けっぱなしだ。
帰国してからずっと思っていた事は、陽くんは家事が全くできないということ。
昨日の制服も床に置いたままだった。
陽翔の腕を引っ張って起こす。
上半身裸に下はスェットの陽翔は大きなあくびをしている。
梨沙 「はい、これシャツを洗濯よ、教えたでしょ、シャワーしてきて」
陽翔の背中を押しながら下に降りた
〇ダイニング
陽くんの朝ごはんの支度をする。
基本何でも食べてくれるから楽だ。
今日は家から魚を焼いてきた
あとは味噌汁をさっと作ってシャワーから出てくる陽くんを待つ。
着替えを終えてダイニングに来た陽くんは椅子に座る
陽翔 「いただきます」
卵かけご飯を出してあげる。
陽くんは帰国してから卵かけご飯がお気に入りのようで……
向こうでは卵はあまり生では食べないからすき焼きをした時にパパがご飯にかけてたのを見て試したら美味しくて気に入ったという訳だ。
陽翔 「美味しい」
梨沙 「良かったね、あとね、今日からお弁当がいります。」
陽翔 「フードコートないの?」
梨沙 「うちの学校はパンは売りにくるけど食堂はないの、だからはい!これは陽くんのお弁当です。」
陽翔 「昼も梨沙のご飯食べれる(笑)」
朝食が終わるとブラックコーヒーを入れてあげる。
梨沙 「月曜日はテーブルにお弁当置いておくから忘れないようにね」
陽翔 「わかった」
支度が終わり2人は家を出た。
〇教室
昼休み、亜子とお弁当を食べていた。
亜子 「へぇー、それで梨沙の手作り弁当ってわけね」
梨沙 「そう……朝も弱いし、料理も片付けもできないの」
亜子 「それでよく1人で帰ってきたよねー、でも梨沙は世話好きだからいいんじゃない?」
梨沙 「まあ、帰りたかった理由があって…」
亜子 「何何〜話してよ」
梨沙は亜子に耳うちした。
亜子 「え!情熱的じゃん〜」
梨沙 「びっくりしたよ、1年待てば大学で帰れたかもなのに」
亜子 「かもでしょ?確定じゃないじゃん、でも、そんなこと言われたら嬉しくない?」
梨沙 「うん……だから前も言ったけど冬休みね、何も出来ない陽くんのお世話で忙しくて、先輩のことをあまり考えてる時間がなかったの」
亜子 「それは仕方ないよ、そんなの卒業したらもっとだよ?石上とは毎日話すんだからさ、2年間先輩の事が好きでも何かのきっかけで変わることもあるよ、一瞬で冷めることもあるしね」
梨沙 「亜子……」
陽翔の席を見ると1人でいる訳じゃなくて何人かの男子が集まっているから梨沙は少し安心した。
蓮 「石上ってもしかして父親の会社って○○コーポレーション?」
陽翔 「あっ、うん」
蓮 「蓮って名前に記憶ない?会社のパーティーで何回か遊んだことなかったっけ、陽(はる)って呼んでたような気がする」
陽翔 「蓮……覚えてる、えっ、本当にあの蓮?」
蓮 「そうだよ、昨日びっくりして親父に名前確認したよ(笑)中学からパーティー来なくなっただろ?」
陽翔 「うん、嬉しいな」
蓮 「俺も、また遊ぼうぜ」
陽翔 「うん!」
蓮 「紹介するよ、拓真(たくま)に光稀(みつき)、今仲良くしてる」
陽翔 「拓真、光稀、よろしく、陽翔です」
2人 「よろしく〜」
コンコン
梨沙 「陽くん、朝だよ」
陽翔 「う……ん」
梨沙は陽翔の布団をはがす
陽翔 「さむーい!梨沙」
梨沙 「だから服を着なさいって言ってるじゃない」
寒がりの陽翔の部屋は夜からエアコンは付けっぱなしだ。
帰国してからずっと思っていた事は、陽くんは家事が全くできないということ。
昨日の制服も床に置いたままだった。
陽翔の腕を引っ張って起こす。
上半身裸に下はスェットの陽翔は大きなあくびをしている。
梨沙 「はい、これシャツを洗濯よ、教えたでしょ、シャワーしてきて」
陽翔の背中を押しながら下に降りた
〇ダイニング
陽くんの朝ごはんの支度をする。
基本何でも食べてくれるから楽だ。
今日は家から魚を焼いてきた
あとは味噌汁をさっと作ってシャワーから出てくる陽くんを待つ。
着替えを終えてダイニングに来た陽くんは椅子に座る
陽翔 「いただきます」
卵かけご飯を出してあげる。
陽くんは帰国してから卵かけご飯がお気に入りのようで……
向こうでは卵はあまり生では食べないからすき焼きをした時にパパがご飯にかけてたのを見て試したら美味しくて気に入ったという訳だ。
陽翔 「美味しい」
梨沙 「良かったね、あとね、今日からお弁当がいります。」
陽翔 「フードコートないの?」
梨沙 「うちの学校はパンは売りにくるけど食堂はないの、だからはい!これは陽くんのお弁当です。」
陽翔 「昼も梨沙のご飯食べれる(笑)」
朝食が終わるとブラックコーヒーを入れてあげる。
梨沙 「月曜日はテーブルにお弁当置いておくから忘れないようにね」
陽翔 「わかった」
支度が終わり2人は家を出た。
〇教室
昼休み、亜子とお弁当を食べていた。
亜子 「へぇー、それで梨沙の手作り弁当ってわけね」
梨沙 「そう……朝も弱いし、料理も片付けもできないの」
亜子 「それでよく1人で帰ってきたよねー、でも梨沙は世話好きだからいいんじゃない?」
梨沙 「まあ、帰りたかった理由があって…」
亜子 「何何〜話してよ」
梨沙は亜子に耳うちした。
亜子 「え!情熱的じゃん〜」
梨沙 「びっくりしたよ、1年待てば大学で帰れたかもなのに」
亜子 「かもでしょ?確定じゃないじゃん、でも、そんなこと言われたら嬉しくない?」
梨沙 「うん……だから前も言ったけど冬休みね、何も出来ない陽くんのお世話で忙しくて、先輩のことをあまり考えてる時間がなかったの」
亜子 「それは仕方ないよ、そんなの卒業したらもっとだよ?石上とは毎日話すんだからさ、2年間先輩の事が好きでも何かのきっかけで変わることもあるよ、一瞬で冷めることもあるしね」
梨沙 「亜子……」
陽翔の席を見ると1人でいる訳じゃなくて何人かの男子が集まっているから梨沙は少し安心した。
蓮 「石上ってもしかして父親の会社って○○コーポレーション?」
陽翔 「あっ、うん」
蓮 「蓮って名前に記憶ない?会社のパーティーで何回か遊んだことなかったっけ、陽(はる)って呼んでたような気がする」
陽翔 「蓮……覚えてる、えっ、本当にあの蓮?」
蓮 「そうだよ、昨日びっくりして親父に名前確認したよ(笑)中学からパーティー来なくなっただろ?」
陽翔 「うん、嬉しいな」
蓮 「俺も、また遊ぼうぜ」
陽翔 「うん!」
蓮 「紹介するよ、拓真(たくま)に光稀(みつき)、今仲良くしてる」
陽翔 「拓真、光稀、よろしく、陽翔です」
2人 「よろしく〜」