ROCKな人魚姫《前編》




「おー久しぶり。」


声のするほうを見ると、高明くんが手を振っていた。


「久しぶり~。」

タバコを持っていないほうの手を振る。


学校で見かけることはあっても、こうやって話すのは何週間ぶりだろう。



入学した頃のことを懐かしんでいたが、あの時と違うことがひとつだけ・・・




高明くんの後ろから、女の子が一人ついてきていた。



「最近、話す機会なかったからなぁ。元気だったか?」


「うん。」


一言返事をすると、火がつけられた高明くんのタバコの先端を見つめた。



目があわないように、ちらっと連れの女の子を見る。


この子は一体誰ですかー???