―――バタン!と、ドアが大きな音をたて、振動が楽器に反響する。
その音が鳴り止むと、部室はシーンとしてしまった。
あたしもユウも。
話すことが見つからないんじゃない。
シノブに言われたことが悔しい。
だけど、シノブの意見は最もだ。
言い返す、見返すには、腕を磨くしかない。
ユウも同じ気持ちだと思う。
「・・・どうする?」
悔しさと怒りを抑えて、ユウに聞いてみた。
ユウの顔にも、悔しさが表れていた。
「とりあえず、タバコ吸いに行かねぇ?」
部室を出て、喫煙所に向かった。
気持ちを静めるにはタバコが一番。


