そしてここからが、この前気づいてしまったこと。
缶に残っているお酒を一気に飲み干した。
「・・・っていう相談をしようと思って、ミーティングの時に思っていたんだけれど・・・」
当然、エミも相談内容はここまでだと思っていたらしく、身を乗り出す。
「悩みには続きが出来たんだ?」
こくりとうなずき、再び話し始めた。
「ライブ前最後の練習の時に、この先のこと考えたんだ。シノブはバンド内では、むかつく発言する時もある。だけどさ、ライブ終わってからも3人でバンドやっていきたいんだ。」
大学に入った時の気持ち。
バンドがやりたくて仕方なかったあたし。
たまたま、好きなバンドも同じ2人に出会って。
3人で過ごす、ひんやりとした部室が大好きだった。
3人から生まれる、ひとつの”曲”が大好きで。
「そんな、バンドとしての未来も考えつつ、あたしのこの先の恋の行方についても考えたんだ。」


