この二人きりには、何かシノブの意図があると確信したあたしは、シノブの帰りを心待ちにした。
だが、昼食を買いに行くだけにしては時間がかかっている。
「みんな、帰ってくるの遅いね。」
「だなぁ…」
なかなか話は続かない。
もし、ユウがあたしに気があるのなら、もう少しユウから何かあってもいい気がする。
そんな、いつもと変わらないユウの態度を見て、やっぱりシノブにあたしの気持ちを知られてしまったことを再確認する。
「おーお待たせ。弁当なかなか売ってなくてさぁ、何件かコンビニはしごしてきたよ。」
帰ってきたときのシノブの表情を確認した。
あたしの気持ちに気づいたのなら絶対、意味深な顔であたしたち二人を見つめるだろう。
そう予想していた。
だが、びっくりするくらいいつものシノブの表情で普通に帰ってきたので、拍子抜けしてしまった。


