「ほんと助かったぁ。シノブありがと。」
会館に着き、車を降りてお礼を言った。
「おぅ。あっ。俺の友達もう中にいるけど、緊張しなくていいから。」
そう言われ、シノブの後を着いていく。
会館は、名前から想像するより大きな建物で、中もとても綺麗だ。
さっさと先を行くシノブを見失わないように着いていく。
『関係者以外立ち入り禁止』
と書かれている札の先に進むシノブ。
いいのかなぁと思いつつも、シノブに着いていく。
こんな大きな建物の中の、
しかも『関係者以外立ち入り禁止』区域に入ることなんて、今までなかったから、それだけでアーティスト気分だ。
「ここだよ。」
着いたところは、通路の行き止まりの奥の部屋。
初対面の二人がこの中にいるのかと思うと緊張したが、シノブはそんなことおかまいなしに扉を開いた。
「はじめまして・・・」


