そんな挨拶から始まり、 高明くんとは、説明会が始まってからも会話が続いた。 本当に彼は話しやすい人だ。 人見知りなあたしだけど、すぐに打ち解けた。これなら、すでに友達がたくさん出来たのも納得できる。 この授業がとりたいだの、 英語は苦手だの、 高明くんとの会話のお陰で、大学生らしくなってきたと実感した。 そんなたわいもない会話の流れで、 どういうわけだか、楽器やってる、バンドやりたいんだという話になっていた。