スキがない総長の大胆な溺愛

「っ!」



私の目を見て、心に語り掛けてくれる。



「あ…すみ、ませ……私、」

「うん。大丈夫だから。ね?」



ハンカチを握りしめたまま震えている私の手を、美月さんはソッと握り締めてくれる。

ゆっくりと「大丈夫だから」と言われると、本当に少しずつ平常心を取り戻せた。



「深呼吸してみて?うん、そう。落ち着いてきたみたいだね」

「はい、私…あの……取り乱してすみませんでした」

「ううん」



眉を下げて笑った美月さん。

「大切な人なんだね」と、私を見て言った。



「その蒼羽って人は、明里ちゃんにとって…とても大切な人なんだね」