今年の誕生日は寂しくなさそう。


冬も営業からかえってきた。


「ただいま〜
春、あさって、楽しみに。」


「冬、お祝いしてくれるんだって?ありがとー。」


「どうせ、彼氏もいないだろう?」


「またぁ〜」


春と秋の声が重なる。




その会話をじっーと聞いて、私たちをみつめる女性がいることなど、この時は、全く気付かなかった。