「私、2人をスーパーで見たの。」 





「あぁ、私と旦那さん?」 




買い物中の、私とさくちゃんを目撃されていたらしい。



 
どこで、お客さまに会うか分からないもんね。






「うん。」 


 
 



「はは、なんか恥ずかしいなぁ。」 

 
 



変なことしてなかったかな? 


 




「なんか、2人ともすごく仲良くて、可愛い2人だなって憧れてたんだ。」 





「えぇ!?」 





「それで、良くこのお店の前を通るから、2人を見かけて、ずっと入りたかったの。勇気が無くて……」 


 
女の子は恥ずかしそうに私に話してくれる。




「そうだったの〜。なんだぁ、私ももっと早く声かければ良かったね。本当に、今日切らせてもらえて良かったよ。」 
 





本当に、良かった。




嬉しい一言も聞けた。







「必ず、お金払いに来ます!」 






「うん、お願いします!いつでもいいよ。」