「お腹痛いの?」 




またもや首を振るだけだ。





…どうしたんだろう。 






女の子は、長い前髪と、長く伸びた髪の毛を触る。




触ったり触らなかったりの繰り返しだ。





「髪の毛切りたいの?」 





「!」 





 
女の子は、ぱっと顔を私たちの方へ向ける。 


  



「髪の毛切る?中に入ろう~!」

  



切るなら話は早い! 





私たちは、女の子をお店の中へ迎い入れた。